« wrong, rogue and log | トップページ | 上海万博のパクリPRソングは笑える! »

2010年4月12日 (月)

「わが家の歴史」は意外によかった

どうせ受けねらいのしょうもないドラマだろうと思っていたが、見逃すと悔いが残りそうなので見てみたら、意外に良かった。もちろん受けねらいの部分も結構あるのだが、それをひっくるめて楽しめた。フォレストガンプの日本版とでも言うか。

何より柴咲コウが良かった。けなげでしたたかな女性って感じが良く出ていた。あの顔なのに古風にさえ見えてしまう。

そして堀北真希も、古風な顔立ちを生かして大活躍。金曜日は日本テレビの「3丁目の夕日」と重なっていたが、こっちを見て良かった。

もちろん西田敏行もさすがって感じ。本来なら博多出身の武田鉄矢にふさわしい役なんだろうけど、武田鉄矢はしっかりしすぎている感じなのであの能天気さ、情けなさは出なかっただろうから西田敏行で大正解。

佐藤浩市も立派そうな雰囲気が良く出ていた。いつもはどこかいんちき臭さを感じてしまうのに、今回は全くそれがない。考えてみりゃ、2号の家族を同居させて養っていてしかもダメな親父には敬意を持って接するとは全く見上げた男である。

天海祐希も、その冷たさが柴咲コウと好対照でぴったり。

大泉洋は見てて楽しかった。男の主役は佐藤浩市だが、それに次ぐのは西田か大泉かというとこだろう。一番フォレストガンプっぽかったのは大泉洋だったな。帝銀事件から、総理大臣の護衛はするわ、黒四ダムは作るわ、洞爺丸には乗ってるわ、タロとジロは置き去りにしてくるわ。最後のパン食い競争で一着になるとこなんかはつるちゃんの面目躍如って感じだ。

長澤まさみはちょっとひどい役でかわいそうだったが、あの3姉妹に入るにはちょっと顔立ちがシャープすぎるので仕方ないか。3女には、甘ったれっぽい栄倉奈々がぴったりだ。長澤まさみはラストフレンズからつづけてきわどい役をやる羽目になってしまったな。

大泉洋で思い出したが、これは「東京タワー、おかんと僕と…」で出てきた、博多人の楽しさのようなものをうまく生かしてると思う。博多弁でしゃべるのを聞いてるだけで楽しさが2割ぐらい増すように感じる。

空襲のときに後の村田英雄に会ったり、電車で上京するときに若き日の高倉健に会ったりする強引な設定も結構楽しい。それもこれも、ストーリーの楽しさと柴咲コウを初めとする役者陣のすばらしい演技があってのものだったろうと思う。あの家族の、ものごとをあまり深刻に考えない軽やかさがいい。正直、あまり好みでない役者も出ていたが、そういう人もみんな「いいな」と思える楽しいドラマだった。一番気に入ってなかったのは脚本の三谷幸喜だったのだが、12人の優しい日本人に続いてこれは良かった。

日本全体がまだ青春だった時代に、あの楽しい家族という組み合わせがぴったりはまっていた。

|

« wrong, rogue and log | トップページ | 上海万博のパクリPRソングは笑える! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/516062/34183996

この記事へのトラックバック一覧です: 「わが家の歴史」は意外によかった:

« wrong, rogue and log | トップページ | 上海万博のパクリPRソングは笑える! »