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2009年2月21日 (土)

スターウォーズエピソード3はさすがだった

TVで見た。

もう、町の造型がすごい。未来都市の様子をこれだけ堪能できた映画は他には無い。シド・ミードの描くような世界を動く映像で見ることが出来た。これまで未来都市の映像で最高だと思っていたのは、ジャッジ・ドレッドだったが、それを遥かに超えている。登場人物がセリフを喋ってるときも、窓の外の景色が気になってしょうがなかった。

それにしても、主人公がダース・ベイダーになる、というスッキリしない結末があると分かっている映画を良く撮ろうと思ったもんだ。さらに、その後どうなるかまで全部分かってるというのに。アメリカ人は意外とキッチリしいなんだな。でも、見ていて 「どうせダース・ベイダーになるんだろ」 と思っていても、映像がすごかったのでそれを忘れて楽しめた。

何部作、とかいう大作映画は、ロードオブザリング、マトリックス、ハリーポッターなどあるけど、もう、その中ではダントツだね、この映画。スターウォーズシリーズの他の映画と比べても、ダントツだった。映像が。クローン大戦は飽きて途中から見ていない。

しかし、パルパティーン議長が銀河連邦を独裁統治するってことが、そんなに悪いこととも思えなかった。それを倒す為に反乱軍を組織して長く戦争をして、いくつか惑星をぶっ壊されるような戦いをするほどのことではない気がした。今のこの日本の、マスコミに煽られて考えもせずに政府批判をするような大衆を見ていると、民主主義が絶対的な善とも思えない。

まあ、パルパティーン改めシスの暗黒帝王はデススターを作り始めてたから 「悪」 ってことなんだろうけど、パルパティーンがデススターを作る必要なんか無いと思う。もう、元老院に熱狂的に支持されてるんだから、別にそういうのを作って脅す必要もないだろう。それに、分離主義者を上手く操って自分の権力を高めたんだから、これからもそういう自作自演をやりゃいいんでないの? そんな脅しの兵器なんか無くたって。

分離主義者を悪者に仕立てて人気を取って権力を握る、という手法は小泉純一郎とダブった。いわゆる抵抗勢力だな。

それにしてもあのデススター、ルークが大人になるまで20年もかかって作ったんだな。2号機はえらく短期間で作ったけど。

あと、パドメさ、旦那がああなって絶望したかなんか知らんが、子供生んで、名前までつけてから死ぬなよ。体は健康だそうだし、見た目にもそんな弱ってるようには見えなかったぞ。

最後のシーン、タトゥイーンで、ルークを叔父夫婦に渡した後、綺麗な夕焼けだったけど、でもあの後あの夫婦が殺されちゃうって思ったらいやーな気分になった。だからヤッパリ、こういう順番でシリーズを作るってのは無理があるよ。映像はすごいけどさ。逆に、そういうハンデがありながらも満足させたんだからたいしたもんとも言えるが、でも、後味は良くない。どうせああなるんだろ、と思えてしまって。ハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもなく、先がどうなるか分かっているので余韻も残らない、という、変な終わり方だった。

ほんとは、順番通り、結末を知らずに見れてたらベストだったんだろうな。ただ、後のシリーズは昔作ったやつで映像が今と比べるといまいちなので、そこはガッカリするかもしれないが。

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コメント

なるほど。確かにアナキンのマッチポンプだな。

スターウォーズ・クロニクル in すっぴんマスターhttp://ameblo.jp/tsucchini/entry-10212537836.html

アナキンが存在していなければルークやレイアもいなかったはずだし、ということは下手をすると反乱軍だってなかったかもしれない。しかし同時に、アナキンなくしてはジェダイ評議会の壊滅もむずかしかったにちがいないし、ベイダー卿のはたらきなしでその後の帝国の躍進もありえなかったろう。皇帝の野望した世界はアナキンなくして成立しえなかったが、同時にその成功をはばむのもアナキンだった。

そうすると、皇帝の建設した帝政国家は、政治的にはともかく、最初から矛盾を孕んだものであったということになる。ある意味では、帝国をつくったのはアナキンであり、破壊したのもアナキンであるのだから。

投稿: ex2channeler | 2009年2月22日 (日) 08時43分

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